

秋田県立大学の研究室紹介【微生物学研究室(志村研)】生物資源科学部*応用生物科学科
この研究室では、微生物がもつ働きや微生物が生産する物質の機能、異種微生物間における相互作用の解明と応用を目指した研究に取り組んでいます。
PR ポイントは、研空室オリジナルの菌株や実験手法があることです。学生は自分で実験フローを立て、自分のペースで研究に取り組むことができ、担当教員から指導やアドバイスがもらいやすい環境が整えられています。また、複数の研究室で同じ部屋を使用しているため、他の学生をコミュニケーションが取りやすいのも売りの1つです。

学生が取り組んでいる研究テーマ例
・ Bacillus 属細菌が産生する抗カビ物質の分離と同定 (構造解析等)
・ 家禽用生菌剤となる菌の腸内動態の解析
・ 哺乳動物の腸内細菌に関する研究
研究室の先生の紹介
志村 洋一郎(しむら よういちろう)先生
◆研究内容
1.野外分離株の抗カビ物質の分離同定およびその機能解明
2.プロバイオティクス開発を目指した家畜腸内細菌叢の解析
3.微生物が産生する酵素の糖転移反応を利用した新規オリゴ糖の合成
◆研究キーワード
抗菌剤、オリゴ糖、生菌剤、微生物、酵素
◆専門分野
微生物学
微小な生物(細菌、ウイルス、真菌など)について研究する学問です。これらの微生物は、健康や病気、食品の製造、環境の保全などに影響を与えます。微生物学は、医学、農学、食品科学、環境科学などのさまざまな分野で応用され、重要な役割を果たしています。
酵素学
酵素に関する研究を行う学問で、生体内で化学反応を促進する酵素の働きや性質に焦点を当てます。医学や食品産業などで応用され、新しい治療法や食品加工技術の開発に貢献しています。
応用微生物学
微生物を利用して様々な実用的な問題を解決する学問です。これには、微生物を用いた環境浄化、廃棄物処理、食品生産、バイオ燃料の生産、医薬品の製造などが含まれます。微生物の特性を理解し、その能力を最大限に活用することで、持続可能な解決策を提供します。
◆志村先生の詳しい研究情報はこちら➡https://researchmap.jp/aktpu_shimura2018
身につくスキル
・研究室内で微生物を扱う知識と実験操作
・各種分析機器(HPLC、LC-MS 等)の扱い
・計画性と考える力
各種分析機器の説明
HPLC(高性能液体クロマトグラフィー)
化合物の分離や定量を行う分析技術です。試料を溶媒に溶かし、高圧下でカラムを通して成分を分離し、検出器で識別や定量を行います。医薬品や食品、環境などの様々な分野で広く利用されます。
LC-MS(液体クロマトグラフィー質量分析法)
この技術は、液体クロマトグラフィー(LC)と質量分析(MS)を組み合わせて使用し、複雑な化合物の分析や同定を行います。LC-MSは、医薬品開発、環境分析、食品科学などの分野で広く使用されています。

過去の先輩方の就職先
食品
医薬品
IT
金融
小売・卸売
公務員
コアタイム:10時~17時
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- 住所:
- 秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438
- 電話番号:
- 018-872-1500