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2024.05.05 #学部/学科 #研究室 #秋田県立大学

秋田県立大学の研究室紹介【地域計画学研究室】生物資源科学部*生物環境科学科

この研究室では、農村社会を対象に地域資源を活用して持続可能な地域をつくるための条件や方法を研究しています。理系大学では珍しい社会科学系の研究室です。

PR ポイントは、農村現場で実践しているすごい方々と研究を通じて繋がれることです。研究テーマは学生自身で設定するため、興味のある地域問題に取り組むことができます。調査では直接現地を訪問し、対象者にヒアリング調査などを行います。地域問題を解決するために現場で頑張っている方々は私たち学生・若者を快く受け入れてくれます。

主な研究テーマ

1)時代変化に適応して地域資源を維持できる農業マネジメント・システムの構築
①地域資源管理における自給・贈与・交換などの非市場関係形成の意義
②農業水利施設の維持管理水準の規定要因の解明
③環境保全・創造型農業の形成過程の目標、組織、コスト負担の特徴
④コミュニティ形成による農業構造変革の可能性
⑤米価下落期における地域農業の自治集団組織の構築

わが国の地域資源の賦存状況に適合した資源維持的農業マネジメント・システムとして「共同経済領域の多様な展開による地域力強化方策」を析出しています。

2)地域における組織や制度の変化に適応した住民組織の構築
①地域における組織や制度の変化が住民に与える影響の解明
②地域における組織や制度の変化に適応した住民組織の構築

市町村合併などの地域における組織や制度の大きな変化が住民に与える影響を解明し、それに対する住民の力を強化するための組織構築のあり方を検討しています。

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学生が取り組んでいる研究テーマ例

・稲作地帯において、タマネギ産地を形成する上での課題

・地域住民が主体的に自治組織を運営するための条件

・秋田の地域特産農産物であるじゅんさいの流通の現状と課題

研究室の先生の紹介

長濱 健一郎(ながはま けんいちろう)先生

研究内容

水田農業における合理的な展開に関する研究
秋田の財産である水田農業の可能性を、土地利用のあり方、効率的な作業形態を踏まえた作付け体系、稲わらの有効利用等々、自然科学の教員と共同で研究しています。

研究キーワード

自然管理組織、農業構造、農業・農村政策

専門分野

農業経済学、農業政策論、地域計画論

指導できる学生自主研究の内容

農業用水の利活用と管理、農業・農山村振興など

長濱先生の詳しい研究情報はこちらhttps://researchmap.jp/nagahama719

中村 勝則(なかむら かつのり)先生

研究内容

1.環境に配慮した栽培技術の経済性評価と普及条件
2.東北水田農業における家族経営の存立条件
3.改訂食糧法下における米の農協独自販売の意義

研究キーワード

農業構造、生産組織、地域農業

専門分野

農業経営学、地域農業論

指導できる学生自主研究の内容

地域コミュニティ・地域資源の保全管理における農業法人の役割に関する調査研究

中村先生の詳しい研究情報はこちらhttps://researchmap.jp/read0098776

身につくスキル

・地域の魅力に気づく能力

・方言を聞き取る能力

・コミュニケーション能力

過去の先輩方の就職先

食品

医薬品

IT

金融

エネルギー

交通・運輸

建設

小売・卸売

商社

サービス

コンサル

教育

公務員

農家

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